ヘッダー
小中大

まもるくんパーク

フレイルチェック

フレイルチェック

高齢期の健康を守るためには、心臓病や脳卒中などの病気を防ぐことに加え、心身の機能が衰えた状態である「フレイル」を防ぐことが大切です。
病気の予防には健康診断が欠かせないように、フレイルの予防も「心身の機能に衰えはないか」を定期的にチェックすることが大切です。
下のフレイルチェックで定期的に確認して、衰えている機能がある場合は、生活習慣の改善に取り組んだり、地域包括支援センターなどに相談しましょう。
あなたの現在の状態に当てはまるものを選択して、「チェックする」ボタンをクリックしてください。

No 質問 あなたの状態
1あなたの現在の健康状態はいかがですか
2毎日の生活に満足していますか
31日3食きちんと食べていますか
4半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか
※さきいか、たくあんなど
5お茶や汁物等でむせることがありますか
66か月間で2~3kg以上の体重減少がありましたか
7以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか
8この1年間に転んだことがありますか
9ウオーキング等の運動を週に1回以上していますか
10周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか
11今日が何月何日かわからない時がありますか
12あなたはたばこを吸いますか
(加熱式たばこや電子たばこを含む)
13週に1回以上は外出していますか
14ふだんから家族や友人との付き合いがありますか
15体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか

出典:厚生労働省「後期高齢者の質問票」

フレイルチェック

フレイルチェック 結果

色付きの枠で囲まれた項目が、あなたに注意していただきたいポイントです。
解説や改善ポイントを参考に、生活習慣の改善に取り組みましょう。

1.あなたの現在の健康状態はいかがですか

自分の健康をどう感じているかを調べます。健康状態がよくないと感じている人は、体などが衰えやすい危険があります。不調の原因を知り、対処することで、フレイルの予防・改善の可能性があります。

あなたの回答
選択した回答を表示

あまりよくない、よくない  にチェックが入ったら・・・

イラスト

健康状態がすぐれない原因に心あたりはありますか? また、それは最近のことか、ずっと続いていることか、どちらですか?

ずっと続いているようでしたら、かかりつけ医や保健センターに相談してみましょう。急な悪化の場合は医療機関を受診しましょう。

関連記事
Q95  「かかりつけ医」を持つメリットって?

2.毎日の生活に満足していますか

心の健康状態を調べます。うつ病など心の健康状態がよくない状態が続くと、動く気がしなくなるなど、フレイルを招いたり、日常生活に支障が出ます。高齢期はうつ病になりやすい時期です。うつ病になると生活が不活発になり、フレイルを招きやすくなるため、早めの対処が重要です。

あなたの回答
選択した回答を表示

やや不満、不満  にチェックが入ったら・・・

イラスト

毎日の生活を楽しめていますか? 趣味などで気分転換できていますか? 眠れなかったり、食欲が落ちたり、気分が落ち込んでゆううつに感じたりすることはありませんか?

ゆううつな気分が2週間以上続いて日常生活にも影響が出ている場合は、うつ病の可能性もあります。医療機関や地域包括支援センターなどに相談しましょう。

ポイント
  • 一定の時間に起きて朝日を浴びるなど、生活リズムを整えましょう。
  • 散歩や適度な運動を習慣にしましょう。快適な睡眠や食欲アップにつながるほか、うつ病の予防にも効果があります。
  • つらいときは無理をせず、心身を休めましょう。
関連記事
メディカルケアハウス    心の健康
Q30  運動はどうして大切なの?
Q73  「朝日を浴びるのが大切」って本当?

3.1日3食きちんと食べていますか

栄養がとれているか、規則正しく生活しているかを調べます。欠食があったり食事内容に偏りがあったりすると、栄養不足(低栄養状態)になりがちです。1日10種類の食品の摂取を目指しましょう。

あなたの回答
選択した回答を表示

いいえ  にチェックが入ったら・・・

イラスト

食事をおいしく食べていますか? 食事の支度が大変だったりしますか? 朝、昼、晩でごはんを食べないときがありますか? 体重は減っていませんか?

高齢期は筋肉量が落ちやすいため、粗食は禁物です。毎日の3 食の食事に気を配る必要があります。

ポイント
  • 肉や魚、大豆食品、卵などのたんぱく質をしっかりとりましょう。
  • 「主食」「主菜」「副菜」のそろった「一汁三菜」を毎日の食事の基本にすると、栄養バランスがよくなり、必要な栄養素がとれます。
  • 食欲がないときは、たんぱく質が多い主菜から食べましょう。
  • 家族や友人などと楽しく会食する時間をとりましょう。
関連記事
Q88  高齢期の食事はどんなことに気をつければいい?
レストラン    食生活

4.半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか※さきいか、たくあんなど5.お茶や汁物等でむせることがありますか

かむ力(咀嚼そしゃく力)、飲み込む力(嚥下えんげ機能)など口腔の機能を調べます。口腔の機能が衰えると、柔らかい物など食べやすい食品しか食べなくなるため、栄養に偏りが出てフレイルにつながったり、誤嚥ごえん(誤って食べ物が気管に入る)により肺炎(誤嚥性肺炎)になるおそれがあります。

あなたの回答
4. 選択した回答を表示
5. 選択した回答を表示

はい  にチェックが入ったら・・・

イラスト

固い物が食べにくくなった、食べこぼしや食事中にむせることが増えたなど、口腔の機能の衰え(オーラルフレイル)は全身の機能低下につながりやすく、注意が必要です。

ポイント
  • 毎食後、正しい歯みがき、舌の清掃、義歯の清掃などで、口のなかをきれいに保ちましょう。
  • 定期的に歯医者で歯と口のなかの状態を確認してもらいましょう。
関連記事
Q87  肺炎は高齢期の死因の上位って本当?
Q93  歯周病検診の案内が届いた。歯周病ってどんな病気?

6.6か月間で2~3kg 以上の体重減少がありましたか

栄養が不足していないか調べます。栄養不足(低栄養状態)になるとフレイル、そして介護が必要な状態(要介護状態)になりやすくなります。

あなたの回答
選択した回答を表示

はい  にチェックが入ったら・・・

イラスト

高齢期では、肥満よりもやせすぎ(低栄養状態)に注意が必要です。やせすぎると筋肉量が減ったり、免疫力や抵抗力が下がったりすることから、フレイルになる危険が高まります。

ポイント
  • 定期的に体重をはかって、体重が減ってきていないかチェックしましょう。
  • 1日3食、栄養バランスのよい食事をしっかりとりましょう。
    3. 1日3食きちんと食べていますか?参照 )
関連記事
Q88  高齢期の食事はどんなことに気をつければいい?
BMIチェック

7.以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思いますか 8.この1 年間に転んだことがありますか 9.ウオーキング等の運動を週に1 回以上していますか

歩く速さ(運動能力)や転倒の危険、運動習慣を調べます。青信号で横断歩道を渡りきれないなど、歩く速さが衰えると、フレイル、さらには要介護状態へ進むおそれがあります。また転びやすい人は、転倒して骨折などのけがを負いやすく、そのことがきっかけで要介護状態につながる危険があります。反対に、定期的に運動していると、筋肉量や筋力が維持でき、転びにくくなります。

あなたの回答
7. 選択した回答を表示
8. 選択した回答を表示
9. 選択した回答を表示

7,8  ではい、9  でいいえ  にチェックが入ったら・・・

イラスト

歩く速さが遅くなり、日常生活に支障が出ている場合、フレイルの可能性があります。また、転倒による骨折は要介護を招く大きな原因です。

ポイント
  • 歩くなど、1日40分以上、体を動かしましょう。週に2回は運動しましょう。
  • 筋肉量やバランス能力の維持のために、スクワットなどの筋トレ(筋力トレーニング)も習慣にしましょう。
関連記事
Q84  高齢期にも運動って必要?
Q86  認知症予防に運動がいいって本当?
スタジアム    身体活動

10.周りの人から「いつも同じことを聞く」などの物忘れがあると言われていますか 11.今日が何月何日かわからない時がありますか

大脳の働き(認知機能)を調べます。年齢とともに脳の働きは少しずつ衰えますが、日常生活に支障が出るほど認知機能が衰えた状態が認知症です。認知症になる前の段階(軽度認知障害:MCI)で気づいて対処することで、認知症になるのを先延ばしにすることが期待できます。

あなたの回答
10. 選択した回答を表示
11. 選択した回答を表示

はい  にチェックが入ったら・・・

イラスト

軽度の認知機能の衰えは、生活習慣の改善で回復することや進行を抑えることが可能です。心配な場合は、地域包括支援センターや医療機関に相談しましょう。

ポイント
  • ウオーキングや筋力トレーニングなどの運動は、認知症予防にも効果的です。
  • 読書や囲碁・将棋、認知機能をきたえる教室、地域の「通いの場」に参加するなどの活動で、日頃から脳に刺激を与えましょう。
関連記事
Q33  ただ歩くだけで運動になるの?何歩くらい歩くのが理想?
Q34  ひざや腰が痛い場合はどんな運動をすればいいの?
Q86  認知症予防に運動がいいって本当?

12.あなたはたばこを吸いますか(加熱式たばこや電子たばこを含む)

喫煙は、COPD(慢性閉塞性へいそくせい肺疾患)、肺がん、糖尿病など、さまざまな病気の原因となります。何歳から禁煙しても、禁煙の効果はあります。喫煙は認知症の要因にもなります。心身が衰える高齢期こそ、禁煙して心身の健康を守りましょう。

あなたの回答
選択した回答を表示

吸っている  にチェックが入ったら・・・

イラスト

たばこは最大の健康リスクです。とくに高齢期では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)という肺の病気に注意が必要です。少しの動作で息切れがしたり、せきやたんが続く場合は、一度呼吸器科などの医療機関で診てもらいましょう。

ポイント
  • 何歳からでも禁煙による効果はあります。周囲の人のためにも禁煙を。
  • なかなか禁煙できない人は、禁煙外来を利用しましょう。
関連記事
スモーキングルーム  たばこ
Q04  どんな生活習慣が病気につながるの?
Q06  いまさら聞きにくいけど、糖尿病ってどんな病気?
Q11  COPDってどんな病気?

13.週に1回以上は外出していますか 14.ふだんから家族や友人との付き合いがありますか

週に1回外出しない人は、足腰が弱くなったり認知機能が衰えやすく、他者との交流やボランティア活動など積極的に社会参加している人は、介護が必要な状態になりにくいことがわかっています。

あなたの回答
13. 選択した回答を表示
14. 選択した回答を表示

いいえ  にチェックが入ったら・・・

イラスト

フレイルを招く原因の1つが「閉じこもり」です。外出することで交流の幅が広まり、頭や体を使うよい機会になります。外出できないときも、電話やメールなどで積極的に交流しましょう。

ポイント
  • 1日1回以上は外出しましょう。
  • 友人や地域の人とのつきあい、稽古ごと、「通いの場」やボランティア活動などに、積極的に参加してみましょう。

※新型コロナウイルス感染症の流行期なども、感染に気をつけ、状況を見ながら積極的に社会参加しましょう。

15.体調が悪いときに、身近に相談できる人がいますか

身近に相談できる人がいると、悩みを相談できたり助けを得られたりすることから、心身の健康を守りやすくなります。

あなたの回答
選択した回答を表示

いいえ  にチェックが入ったら・・・

イラスト

具合が悪くなったときなど、身近に相談できる人がいると心強いです。実際に頼ることがなくても、安心感から心が穏やかになり、気分が落ち込みにくくなります。近くに相談できる人がいない場合は、地域包括支援センターなどに相談しましょう。

地域包括支援センターをご存じですか?

イラスト

地域包括支援センターは、地域に暮らす高齢者を介護・医療・保健・福祉など、さまざまな側面から包括的に支援するための「総合相談窓口」です。介護予防の取り組みや、ボランティアや学習教室など、地域で実施されているさまざまな活動についても情報を得ることができます。ぜひご活用ください。

ページトップへ戻る