健診・検診を受けて
「元気にイキイキ」
どんなに健康に気をつけていても、体に異常が生じる可能性をゼロにはできません。
年に一度は健診で自分の体の状態をチェックし、問題があれば生活を見直すというサイクルで、「元気にイキイキ」を実現しましょう。
89健診って毎年受けなくちゃいけないの?
生活習慣病の多くは、初期段階では自覚症状がありません。自覚症状が現れたときには病気がかなり進行しているため、治療に時間やお金がかかって本人や家族に大きな負担となります。なにより手遅れになっては大変です。
病気の早期発見・早期治療のためには健診・検診が不可欠。年に1回必ず受けましょう。
特定健診の受診率
- 出典:
-
- ※1
- 厚生労働省 2022年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況について
- ※2
- 国民健康保険中央会 令和4年度市町村国保特定健康診査・特定保健指導実施状況報告書
90健診結果に『要精検』とあったが、また検査を受けるなんておっくうで・・・
健診結果に異常がみられた場合は、病院で詳しい検査を受けなければなりません。
忙しい、面倒などの理由で精密検査を受けずに放置してしまう人がいますが、「元気にイキイキ」と人生をすごすためには異常の原因を調べ、早めに対処して健康を取り戻すことが大切です。
91がん検診は何種類もあるが、全部必要?
がんは生活習慣に気をつけることである程度予防できますが、完全に防ぐことはできません。
そこで大切なのが早期発見・早期治療。医療の進歩により、現在では早期がんならほとんど治すことができるといわれています。
ただ、早期がんは自覚症状がないのが普通。がんを早い段階で見つけるためには、検診を受けるしかありません。おっくうがらずに検診を受けましょう。
92保健指導には行った方がいい?
生活習慣病の芽を早い段階で発見し、生活習慣の改善や病気の早期治療につなげる目的で始まったのが特定健診。そして生活習慣病のリスクがある人に行われるのが「特定保健指導」です。医師や保健師、管理栄養士などの専門家が、今の生活の何が問題か、どうしたら改善できるかを一緒に考え、支援してくれます。
「元気で長生き」実現のために、ぜひ保健指導を利用してください。
特定保健指導の実施率
- 出典:
-
- ※1
- 厚生労働省 2022年度特定健康診査・特定保健指導の実施状況について
- ※2
- 国民健康保険中央会 令和4年度市町村国保特定健康診査・特定保健指導実施状況報告書
93歯周病検診の案内が届いた。歯周病ってどんな病気?
歯周病菌によって歯ぐきが腫れたり歯を支える骨が溶けたりし、最終的には歯が抜けてしまうのが歯周病です。
歯周病は日本人が歯を失う原因の第1位。さらに歯周病は糖尿病や動脈硬化、認知症など全身の病気にも影響します。「たかが歯」と侮ることはできません。
歯周病は自覚症状が少ないため歯周病検診で早期発見を心がけること。またかかりつけ歯科医をもち定期的に検診を受けましょう。