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2020年11月のトピックス ジェネリック医薬品を利用しましょう

写真ジェネリック医薬品(後発医薬品)を使ったことはありますか?
新薬(先発医薬品)の開発には長い期間と莫大な費用がかかるため、20~25年の特許期間が設けられています。しかし、特許期間が過ぎるとほかの製薬会社も同様の有効成分を使った薬の製造販売が可能になります。ジェネリック医薬品は開発費がかかっていない分、価格が安いため自己負担額の軽減や医療費を削減できます。ジェネリック医薬品を知って、上手に活用していきましょう。

■ ジェネリック医薬品はこんな薬です

有効性と安全性は新薬と同等

ジェネリック医薬品は、品質、有効性、安全性が確保され、治療学的にも新薬と同等であると厚生労働省が認めた医薬品です。

添加物の安全性も確認済み

新薬とジェネリック医薬品は、全く同じ薬ではありません。これは保存料や着色料として使われる添加物に違いがあるためです。ただし薬の有効成分は同じで、添加物の安全性も承認されています。

低価格で経済的

上述の通り、ジェネリック医薬品は開発費を大幅に削減することができます。この開発費の差が販売価格に反映されています。

世界中で使われている

日本でもジェネリック医薬品の使用率は高まっていますが、アメリカでは医薬品の90%以上、ヨーロッパでも60~80%をジェネリック医薬品が占めています。ジェネリック医薬品は世界中で利用されている安心、お得な薬です。

■ ジェネリック医薬品で医療制度を守りましょう

ジェネリック医薬品を利用することで自己負担額が軽減されるだけでなく、国民医療費の抑制に貢献することになり、医療制度(国民皆保険)の維持にもつながります。あなたも切り替えてみませんか?

※すべての薬にジェネリック医薬品があるとは限りません。また、薬の種類によって価格が異なります。

※自己負担額がそれまでとあまり変わらない場合もあります。金額については事前に薬剤師さんに相談しましょう。

■ ジェネリック医薬品に切り替えるときは

①まずは処方せんをチェック

薬局で薬をもらうための処方せんの「変更不可」欄にチェックがなければジェネリック医薬品に変更できます。

※医師が変更すべきでないと判断し、処方せんの変更不可欄にチェックがあり、保険医療者名欄に医師の署名(または記名・押印)がある場合、変えることはできません。

処方せんの「変更不可」欄

②薬剤師に相談し、説明を受けましょう

ジェネリック医薬品の特徴や価格、変更した際の注意点など、しっかり説明を受けましょう。糖尿病や高血圧症、脂質異常症のような、継続して服薬する慢性病の薬は、よりジェネリック医薬品に向いています。

③薬を選びましょう

薬剤師の説明を参考に、薬を選びましょう。原則としてジェネリック医薬品へ変更した場合は、薬剤師から医師に連絡が入ります。

■ 不安なときは医師や薬剤師に相談を

長年飲み続けている薬からジェネリック医薬品に変更する際は、不安を感じることがあるかもしれません。そんなときは、短期間だけジェネリック医薬品をお試しできる分割調剤(お試し調剤)という方法があります。

ジェネリック医薬品に変更したら、それまで服用していた薬と比較して、効き目、飲みやすさなどをチェックすることが大切です。効果や副作用の状態をお薬手帳などに記録しておきましょう。なにか気になることがあれば、納得がいくまで医師や薬剤師に相談することで、安心してジェネリック医薬品を使うことができます。

参考資料:
かんじゃさんのくすりばこ」日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会

 
 
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