新型コロナウイルス(新型コロナ)が蔓延し始めてから半年近く経ちました。新しい生活様式に慣れてくると、どうしても気が緩みがちです。新型コロナに自分が感染するだけでなく、家族や身近な人にうつしてしまわないよう、一人ひとりができる感染予防の3つの基本を改めて確認しましょう。
■ 一人ひとりができる感染防止の3つの基本を守ろう
①人との距離を保ち「3つの密」を避ける
感染予防の大切なキーワードが「3つの密」。密閉、密集、密接の「3密」を避けることが感染拡大を防ぎます。1つでも感染の危険が高まりますが、3つの密が重なると「クラスター発生※」のリスクが跳ね上がります。できる限り「ゼロ密」を目指しましょう。
※多人数が同時に感染すること。
②マスク着用で「咳エチケット」を守る
咳やくしゃみをするとき、ほかの人にうつさないようにマスクで口や鼻を覆い、感染を広げないように工夫する行為を「咳エチケット」と言います。マスクがない場合に咳などをするときには、手ではなくティッシュ、ハンカチ、袖や上着の内側などで口と鼻を覆いましょう。
<正しいマスクのつけ方>
マスクには表と裏があります。商品によって違いますので、パッケージや箱に書いてある商品情報を見て確認しましょう。
- マスクの裏面になる面を自身の顔にあて、鼻と口の両方を確実に覆う。
- ゴムひもを耳にかける。
- マスクと顔の間に隙間がないように装着する。
マスクの表面は汚れていますので、触らないようにしましょう。触ってしまった場合には手洗いを忘れずに!
③しっかり「手洗い」をしてウイルスを除去
新型コロナはウイルスがついた手で、目や鼻、口などを触ることでも感染します。そのため、ウイルスから身を守り、周囲に広げないためにもっとも重要なことが「手洗い」です。調理や食事の前後など、こまめに手洗いをしましょう。外出先から帰宅した時には手洗いのほかに、顔も洗うようにしましょう。
<正しい手洗いの方法>
- 手を流水でぬらしてから石けんをつけて泡立てる。
- 手のひらどうしをよくこすり合わせる。両手の甲もこすり洗いする。
- 指先、爪の間も念入りに洗う(ブラシを使うとなお良い)。
- 両指の股をこすり合わせ、指の間を洗う。
- 忘れがちな親指も、付け根から指先まで念入りに。
- 手首も忘れずに。最後に流水で15秒程度かけて洗い流す。
■ 新型コロナの予防でインフルエンザも予防しよう
これからの季節は、インフルエンザ対策も必要です。今年は新型コロナとインフルエンザの同時流行も懸念されているため、しっかり備えることが大切です。新型コロナとインフルエンザの予防法は同じです。感染防止の3つの基本を徹底し、感染を防ぎましょう。
なお、新型コロナはまだワクチン(予防接種)がありませんが、インフルエンザにはワクチンがあります。予防接種により発症や重症化を予防することができるため、インフルエンザの予防接種を積極的に受けることをおすすめします。
参考資料:
「新しい生活様式の実践例」厚生労働省
「咳エチケットで感染拡大防止」厚生労働省
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