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知識

まずは知ろう
健康のこと  病気のこと

「元気にイキイキ」とした人生が送れるかどうかは、今のあなたの生活習慣次第。
では、どんな生活習慣が健康を脅かすのか、その生活習慣を続けているとどんな病気になるのか。まずは知ることから始めましょう。

イラスト:エントランス

  1. 1「健康寿命」って何?
  2. 2日本人はどんな病気で亡くなることが多いの?
  3. 3どんな病気が“生活習慣病”なの?
  4. 4どんな生活習慣が病気につながるの?
  5. 5高血圧ってそんなに危険なの?脳卒中の危険因子ってホント?
  6. 6いまさら聞きにくいけど、糖尿病ってどんな病気?
  1. 7健診でメタボと言われました。要するに「太り気味」ってこと?
  2. 8動脈硬化ってどういう状態?
  3. 9脂質異常ってどんな危険があるの?
  4. 10CKD って何?
  5. 11COPD ってどんな病気?
イラスト:まもるくん

1「健康寿命」って何?

イラスト

健康寿命とは、「健康上の問題で日常生活が制限されることのない期間」のこと。
日本では男性が72.14年、女性が74.79年(平成28年)です。

平均寿命が男女ともに80歳を超え、世界有数の長寿国とされている日本。しかし最後の10年前後は「寝たきり」など不健康な状態で過ごす人が多いというのが現状です。健康寿命を延ばすことが大切ですね。

平均寿命と健康寿命の差

グラフ:平均寿命と健康寿命の差

出典:健康寿命は厚生労働省「第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会資料」
平均寿命は厚生労働省「平成28年簡易生命表」

埼玉県の平均寿命(平成28年)

男性 80.58歳 女性 86.62歳

出典:埼玉県 埼玉県健康長寿計画(第3次)

埼玉県の健康寿命(平成28年)

男性 73.10歳 女性 74.67歳

出典:厚生労働省 第11回健康日本21(第二次)推進専門委員会 資料1-2

2日本人はどんな病気で亡くなることが多いの?

日本人の死因

グラフ:日本人の死因

出典:厚生労働省「人口動態統計」(令和元年)

日本人の病気の死因で最も多いのは悪性新生物(がん)、次いで心疾患(心臓病)、脳血管疾患(脳卒中)と続きます。
がんは1981年以降ずっと日本人の死因第1位。2人に1人がなんらかのがんになり、3人に1人ががんで死亡するという「がん大国」です。

一方、心臓病と脳卒中は、高血圧や脂質異常などによる動脈硬化が原因で発症する「循環器病」。循環器病による死亡はがんによる死亡とほぼ同じ数です。

埼玉県民のおもな死因(令和元年)

悪性新生物(28.5%)、心疾患(16.0%)、肺炎(8.2%)、
脳血管疾患(7.1%)、老衰(7.0%)

出典:埼玉県 令和元年 埼玉県の人口動態概況(確定数)

3どんな病気が“生活習慣病”なの?

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生活習慣病とは、「好ましくない生活習慣の積み重ねによって起きる病気」の総称。以前は成人病と呼ばれていました。がんや心臓病、脳卒中のほか、糖尿病、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、CKD(慢性腎臓病)などが生活習慣病の代表格です。

4どんな生活習慣が病気につながるの?

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死につながる危険な生活習慣などを調べたのが下の表です。喫煙が突出して多く、次いで運動不足、高血糖、塩分のとりすぎ、アルコール摂取と続きます。

これらの生活習慣を改善することが、生活習慣病を予防し、「元気で長生き」を実現することにつながります。

死亡に主に関係する病気と生活習慣(2007年)

グラフ:死亡に主に関係する病気と生活習慣

出典:Ikeda N,et al:PLoS Med.2012;9(1):e1001160

5高血圧ってそんなに危険なの?脳卒中の危険因子ってホント?

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高血圧症は、血圧が高い状態が持続する病気で、脳卒中の原因の1位です。

自覚症状がほとんどなく軽視されがちですが、放置していると動脈硬化が進み、脳卒中をはじめ狭心症や心筋梗塞など深刻な病気を引き起こすおそれがあります。

高血圧と診断されたら、自覚症状がなくても、生活習慣改善に取り組んだり、医療機関を受診するなど、放置をしないようにしましょう。

6いまさら聞きにくいけど、糖尿病ってどんな病気?

インスリンというホルモンが不足したり働きが悪くなったりすることで、体を動かすエネルギー源であるブドウ糖が血液中に多い状態が続くのが糖尿病です。

糖尿病のこわさは、自覚症状がないままに全身の血管や神経などが侵され、さまざまな合併症を発症することです。

糖尿病と判定されるのは
  1. 空腹時(12 時間絶食)血糖値 126㎎ /dL以上
  2. ブドウ糖を飲んで2 時間後血糖値 200㎎ /dL以上
  3. HbA1cヘモグロビンエーワンシー 6.5%以上

全身に及ぶ糖尿病の合併症

図解:全身に及ぶ糖尿病の合併症

7健診でメタボと言われました。要するに「太り気味」ってこと?

メタボ(メタボリックシンドローム)とは、単なる“太りすぎ”ではありません。内臓脂肪型肥満(内臓のまわりに脂肪がついた状態)に、高血圧、高血糖、脂質異常という他のリスクが重なった状態を指します。

メタボが問題なのは、一つ一つのリスクが軽度でも、重なることで動脈硬化が急速に進み、心臓病や脳卒中といった深刻な病気を招く危険が高まること。メタボを解消する早道は、内臓脂肪を減らすことです。

危険因子が重なるほど心臓病の危険が高くなる

グラフ:心臓病の発生危険度

出典:Nakamura T ,et al. :Jpn Circ J. 2001; 65 : 11-17

8動脈硬化ってどういう状態?

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動脈硬化とは、動脈の血管が本来の弾力を失って硬くもろくなった状態を指します。

動脈硬化の原因は老化に加え、高血圧や高血糖、喫煙など。これらは血管に過度の負担をかけて血管を傷め、動脈硬化を加速させてしまいます。

動脈硬化が進むと血液のかたまり(血栓けっせん)ができやすくなったり、血管がつまったり破れたりします。それが心臓で起きれば心臓病、脳で起きれば脳卒中や認知症につながるのです。

9脂質異常ってどんな危険があるの?

脂質異常とは、血液に含まれる脂質(中性脂肪やコレステロール)の量が異常な状態で、放置していると、動脈硬化、ひいては心臓病や脳卒中など深刻な病気を招いてしまいます。

血液に含まれる脂質

中性脂肪

主に体を動かすエネルギーとして使われ、余りは脂肪として体内に蓄積されます。

HDLコレステロール

善玉コレステロールともいい、血液中の余分な悪玉コレステロールを肝臓に運ぶ役割をしており、動脈硬化を予防します。

LDLコレステロール

悪玉コレステロールともいい、肝臓でつくられたコレステロールを全身の細胞に運ぶ役割をしています。細胞に運ばれるコレステロールが増えすぎると動脈硬化の原因になります。

これらの項目は、 特定健診の必須項目です。血液検査で調べることができます。脂質異常を予防するためにも、特定健診は毎年受診しましょう。

10CKD って何?

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CKD(慢性腎臓病)とは、「腎障害」か「腎機能低下」のいずれか、または両方が一定期間以上続く病気です。日本では約1,300万人もの患者がいると推計されています。

CKDは初期段階ではほとんど自覚症状がありませんが、そのまま気づかずに放置してしまうと最終的には末期腎不全に陥り、人工透析が必要となります。腎臓はいったん悪くなってしまうと元に戻すことができません。

人工透析は費用も時間もかかり、健康寿命を大きく損ねます。生活習慣を改善し、健診を受けて早期発見・早期治療につなげることが大切です。

人工透析の費用

透析治療に必要な医療費は、患者1人につき1か月あたり外来血液透析で約40万円、腹膜透析では35~70万円とされています。

出典:一般社団法人全国腎臓病協議会

慢性透析患者の透析歴(何年、透析を続けているか)

2019 年末時点の慢性透析患者の平均透析歴は、男性 6.82 年、女性 8.37 年、全体で 7.35 年。透析歴 5 年未満が全体の 47.6%を占めています。

慢性透析患者  透析歴と性別  2019
グラフ:慢性透析患者透析歴と性別2019

出典:日本透析医学会『わが国の慢性透析療法の現況(2019)』

11COPDってどんな病気?

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COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、肺の機能が徐々に失われ、せきや痰、息切れなどが続き最終的には自力で呼吸ができなくなる病気です。

原因のほとんどは喫煙。喫煙者の20%がCOPDを発症するとされています。

ところがCOPDは進行が遅く、認知度もまだ低いことから、病気に気づかず治療を受けていない人も多いといわれます。40歳以上の喫煙者は呼吸機能検査を受けましょう。

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