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2020年3月のトピックス コンタクトレンズによる眼のトラブルにご注意を!

写真現在、日本でコンタクトレンズを使っている人は約1700万人以上と推定され、国民の使用率は約7人に1人と、利用者は年々増加しています。その一方で、コンタクトレンズを不適切に扱うことによるトラブルも増えており、その数は後を絶ちません。使い方を間違えると、重い感染症にかかったり、失明の恐れもあるので要注意です。

■ レンズの汚れや酸素不足がトラブルの原因

コンタクトレンズによる目の障害の多くは、①レンズの汚れ、②目の角膜への酸素不足――などが原因で起こります。レンズの洗浄といった毎日のケアを怠ると、たんぱく質や脂質などの汚れがレンズに付着したままになり、細菌感染を引き起こしやすくなります。

また、なかにはコンタクトレンズをつけたまま寝てしまうといった人もいるかもしれませんが、目を傷つける原因となるので絶対にやめましょう。レンズを装着したまま寝ることによって、大気からの酸素がまぶたで遮られると同時に、酸素を運ぶ涙液の交換が少なくなるため角膜への酸素の供給が著しく低下し、正常な機能を維持できなくなるためです。

■ 角膜が傷ついたり、結膜炎の障害が多く報告

報告されている目のトラブルとしては、以下のようなものがあげられます(表1)。一歩間違えれば失明につながるケースもあり、看過できない状況がうかがえます。

○表1 コンタクトレンズによる目の病気

角膜上皮障害※1 現レンズの使用時間が長すぎて角膜に負担が生じたり、レンズの汚れなどによって角膜上皮に傷がついたり、上皮細胞がはがれたりする。
緑膿菌角膜潰瘍 角膜上皮の傷から細菌やカビなどが侵入して感染し、潰瘍を生じる。
アカントアメーバ角膜炎 汚れた淡水や土の中にいるアカントアメーバ(原生生物)がレンズなどに付着して目に入り、角膜上皮に傷があるとそこに侵入して感染する。
角膜内皮障害※2 長年のレンズ使用による酸素不足などにより、角膜の内皮細胞が減少する。内皮細胞は再生しないので、細胞数がある程度以下に減少すると角膜に障害が生じる。
巨大乳頭結膜炎 レンズの汚れや刺激に対するアレルギーで、上まぶたの裏側にある結膜が炎症を起こして充血し、ぶつぶつした乳頭ができる。

資料:日本コンタクトレンズ協会「コンタクトレンズによる目の病気」をもとに作成

※1角膜上皮:角膜の一番外側の層
※2角膜内皮:角膜の一番内側の層

■ 眼科医を受診し、正しく安全に使うことが重要

こうした目のトラブルを防ぐためにはどうしたらよいでしょうか。コンタクトレンズの適切な使い方を知り、目の疾患を予防しましょう。

〇 購入する際は必ず眼科を受診する

コンタクトレンズは、目に直接ふれる医療機器であり、安全上のリスクなどから、法律上はペースメーカーや人工呼吸器と同じ「高度管理医療機器」に分類されています。レンズを購入する際には必ず眼科医の診察を受け、自分の目に合ったレンズを処方してもらいましょう。なお、最近普及している瞳の大きさや色を変えてみせるカラーコンタクトレンズですが、これも通常のコンタクトと同じ「高度管理医療機器」です。必ず眼科医を受診してから購入することが大切です。

〇 「使用時間・交換期限」を守り、きちんとケアをする

寝るときは、必ずコンタクトレンズを外します。起きている間も、目に違和感や痛みを感じたら、すぐに外します。また、使い捨てタイプのコンタクトレンズの場合、交換期限をきちんと守って使用するようにしましょう。

日々のレンズケアも大切です。汚れの原因になるので、ケアする際は必ず石鹸でよく手を洗ってからレンズを洗浄するようにしましょう。

■ 定期的に検査を受けよう

コンタクトレンズをつけていて目に異常を感じたら、すぐに使用をやめて眼科を受診しましょう(表2)。また、目の障害を未然に防ぐため、たとえ自覚症状がなくても、コンタクトレンズ使用中は一定期間ごとに検査を受けることが大切です。スケジュールとしては、レンズ購入後1週間目、1か月目、3か月目、6か月目、以降は3か月ごとが目安となります。目にトラブルが起きてから対処するのではなく、定期的な検査で目の疾患を予防しましょう。

○表2 自覚症状チェックリスト

レンズをつけていると、いつも違和感がある。
黒目の周りが充血したり、目が乾燥して調子が悪い。
レンズをはずした後に、瞬きしたり、目薬をさすとしみる。
朝起きると目やにが出ている。
コンタクトレンズをつけて鏡を見ると、黒目からズレている。

1つでも当てはまるものがあれば、眼科で相談することをおすすめします。

資料:日本コンタクトレンズ協会ホームページ「使用者への情報提供」をもとに作成

<参考資料>
その使い方で大丈夫?コンタクトレンズによる目のトラブルにご注意を!」政府広報オンライン
日本コンタクトレンズ協会ホームページ
知っておきたいコンタクトレンズのはなし」医薬品医療機器総合機構

 
 
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