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2020年2月のトピックス 知って防ごう大腸がん ~生活習慣を見直し、年に1度の検診を受けましょう~

写真国立がん研究センターが発表したデータ※1によると、がんによる死因の中で、大腸がんは女性で第1位、男性で第3位と上位を占めており(2017年)、男女合計のがん罹患数では、第1位(2014年)となっています。今回は大腸がんについて解説し、予防のための生活習慣や早期発見につながるがん検診についてお伝えします。

※1国立がん研究センターがん登録・統計

■ 大腸がんとは?

大腸は、長さ約2mの臓器で、結腸と直腸に大きく分けられます(図1)。大腸がんがもっとも多く発生するのは直腸で、次いでS状結腸です。

図1 大腸の構造

血圧分類

大腸がんの症状は、早期の段階ではほとんどありません。最大のサインは血便ですが、通常少量の血便は肉眼ではわかりません。そのため、健診を受けることが早期発見につながります。また、眼で見える血便は痔などの病気でもみられるため、見逃してしまいがちです。血便が出たら、必ず消化器科、胃腸科、肛門科などを受診しましょう。がんの場合、放っておくと、リンパ節や他の臓器に転移し、がんが全身に広がってしまうため、早期発見・早期治療が大切です。

■ 大腸がんの原因は?

大腸がんは食生活の欧米化に伴い、近年患者数は増加傾向にあります。その原因の1つとして考えられるのが、肉の摂取量の増加です。例えば、赤肉(牛、豚、羊など)や加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)の食べすぎは、大腸がんを発症する危険性を高めることがわかっています※2。また、喫煙やお酒の飲みすぎといった生活習慣も、大腸がんを発症する原因の1つとされています。

※2赤肉(牛、豚、羊など)の中に含まれる「ヘム鉄」という成分が、体内に取り込まれることで細胞を傷害する活性酸素を作り出し、がんのリスクを高めると考えられています。また、加工肉(ベーコン、ハム、ソーセージなど)についても、製造・保存過程で発がん性物質が含まれている可能性があり、これらの食品の食べすぎは、大腸がんを発症する危険性を高めることがわかっています。

■ 生活習慣を改善して、大腸がんを予防しよう!

大腸がんにならないためには、食生活と生活習慣を振り返り、見直すことが欠かせません。がんにならない生活を実践していきましょう!

① 栄養バランスよく食べる

なるべく「主食」「主菜」「副菜」をそろえたバランスのよい食事をとるように心がけましょう。肉料理と魚料理は1日おきに食べるなどし、ハムやベーコンなどの加工肉も食べすぎないことが大切です。大腸がんの予防という点では、食物繊維を多く含む食品(豆類、野菜類、果物類、きのこ類、海藻類など)が有効なことがわかっています。意識して食事に取り入れましょう。

② 運動でがんのリスクを下げる

大腸がんの予防には、運動が効果的なこともわかっています。厚生労働省が推奨する基準※3では、「歩行またはそれと同等以上の強度の身体活動を毎日60分行うこと」、それに加え「息がはずみ、汗をかく程度の運動を毎週60分程度行うこと」としています。息がきれるような激しい運動(無酸素運動)ではなく、ジョギングや水泳などの運動(有酸素運動)が、がん予防には適しています。

運動する時間がとれない、または運動が苦手といった場合、例えば日々の生活の中で、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使うなど、できるところから始めて習慣化しましょう。

※3厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」。18歳から64歳の人を対象にした推奨基準。

③ 禁煙・節酒を宣言

たばこは大腸がんだけでなく、すべてのがんを発症する危険性を高めることがわかっています。また、がんだけでなく、脳卒中や心臓病の発症も高めます。吸っている人は、今日から禁煙に努めましょう。

多量の飲酒も、がんになる危険性を高めることがわかっています。男性なら1日平均で、ビール中瓶1本、日本酒1合、ワインボトル1/4程度が適量です(女性や高齢者はもう少しすくなめ)。適正飲酒を心がけましょう。

■ 定期検診を受けて、早期発見につなげよう

がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切な治療を行うことでがんによる死亡を減少させることです。大腸がんは、早期の段階で適切な治療を受ければ、比較的治りやすい病気です。男女ともに40歳になったら、年に1度は大腸がん検診を受けるようにしましょう。

検診の内容は、問診と便潜血検査(表1)で、手軽に受けられ、かつ安全な検査です。また、費用に関しても、市区町村で実施するがん検診の場合は費用の補助があり、「無料」もしくは「一部の自己負担」で受けることができます。
申し込みに関しては、お住まいの市区町村のホームページや広報紙などで確認して担当窓口に申し込みましょう。地域によっては、対象者に郵送などで案内が送られてくる場合もあります。「時間がない」などを理由にせず、必ず検診を受けるようにしましょう。

○表1 検診内容

問診 現在の状況(自覚症状の有無など)や、本人や家族の病歴などを確認する
便潜血検査 自宅で通常2日分の便を採取し、便に大腸がんやポリープなどによる出血が混じっていないかを調べる

<参考資料>
大腸がん(結腸がん・直腸がん)」国立がん研究センターがん情報サービス
科学的根拠に基づくがん予防」国立がん研究センターがん情報サービス

 
 
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