元気でいつまでも若々しく、美しい体を維持するためには、見た目だけでなく、骨の健康を保つことが大切です。今回は、骨の健康を保つ方法である「骨活(ほねかつ)」を解説します。
■ 骨が健康で若い人は美しい
「第一印象は見た目で決まる」とよくいわれます。肌や髪の状態、姿勢がいい人は全体の印象が美しく見えますね。
姿勢の土台は骨格、つまり骨の状態が見た目に影響を及ぼします。近年の研究(※)から骨が健康で若い人ほど、見た目が若く、臓器も健康であることが次々と判明しています。
※アメリカ エール大学の研究発表等より
■ 「骨活」で老けない体をつくる
骨の健康を蝕む病気として有名なのが「骨粗鬆症(骨粗しょう症)」です。その名のとおり、骨が粗くなって、まるで“鬆(す)”が入ったようにスカスカになり、骨折しやすくなる病気。骨粗しょう症は「高齢の女性がなる病気」と思われがちですが、それは間違い。40、50歳代で発症する女性、また男性でなる人もいます。
骨の健康には、どのような生活を送っているかが関係します。将来の自分が若々しくいられるかどうかは、今このときの自分次第です。これまで健康や美容を考えるときに「骨」を意識することがなかった人も、今日から骨を意識した生活「骨活」を心がけていきましょう。
■ 骨の健康を守る2つの基本
日常生活の中で、もっとも気をつけなくてはいけないのは、適切な栄養の摂取と運動です。骨の健康を守るこの2つの基本は、各世代に共通の課題です。
骨活① 食習慣を整える
いつまでも丈夫で若々しい骨を維持するには、栄養バランスのよい食事をとること。そのうえで、骨の材料となるカルシウムなどのミネラルやたんぱく質、ビタミンDなどの栄養を十分に補うことです。20代の日本人を対象とした調査では「朝食をとらない人の骨密度は低い」という結果が報告されており、1日3回きちんと食べる習慣をつけることが大切です。
骨活② 運動で骨を鍛える
私たちの体は、使えば強くなり、使わないと衰えます。その典型が筋肉ですが、骨も同じです。栄養が十分でも、運動不足では丈夫な骨はつくれません。
気軽にできる骨トレの代表は「ウォーキング」です。初めは10分でもとにかく歩き始めて、慣れてきたら少しずつ距離を延ばし、速度を速めていきましょう。エレベーターでなく階段を使う、家事で毎日こまごまと動くことも骨トレになります。大切なのは、普段から日常生活をいきいきと活動的にすごすことです。
骨の健康を意識した「骨活」で、何歳からでも骨は元気になり、あなた自身はいきいきと元気に若返っていきます。毎日コツコツと、ぜひ家族みんなで取り組んでいきましょう!
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